2023年北海道コンサドーレ札幌を考える
2023年の北海道コンサドーレ札幌が始動した。
現在、沖縄でキャンプを行っているようだ。
自分は、1999年に親が厚別公園競技場に試合を見に連れて行ってくれてからずっとコンサドーレのファンだ。
2000年の昇格祝勝会で開始前に脇を歩いていた村田選手からサインを貰ってからは、足しげく練習場に通ったものだ。
大学で東京に来てから、その思いはさらに増した。
苦しい時代も応援してきた自分としては、2023年のコンサドーレに期待している。
「新しい景色を見にいこう」
いや、見にいける。
そんな気がしている。
2023年の陣容
まず、2022年の布陣退団した選手、そして2023年シーズンから新加入する選手を見ていきたい。
退団選手
2022年シーズンから退団した選手は下記になる。
選手名 | ポジション | 移籍先 |
---|---|---|
中野 小次郎 | GK | 金沢 |
濱 大耀 | DF | BTOPサンクくりやま |
井川 空 | MF | 岡山 |
高嶺 朋樹 | MF | 柏 |
藤村 怜 | MF | 岩手 |
ガブリエル・シャビエル | MF | 未定 |
檀崎 竜孔 | MF | マザーウェル |
ドウグラス・オリベイラ | FW | 岩手 |
岩崎 悠人 | FW | 鳥栖 |
興梠 慎三 | FW | 浦和 |
新加入選手
続いて、2023年度新加入選手が下記になる。
選手名 | ポジション | 前所属 |
---|---|---|
ク ソンユン | GK | 金泉尚武 |
馬場 晴也 | DF | 東京V |
小林 祐希 | MF | ヴィッセル神戸 |
浅野 雄也 | MF | サンフレッチェ広島 |
スパチョーク | MF | ブリーラム・ユナイテッドFC |
大森 真吾 | FW | 順天堂大学 |
高嶺、シャビエル、興梠と3人の主力が2022年シーズンから抜けた。
出場すれば、圧巻のパフォーマンスだが、稼働率の悪かったシャビエルと興梠については、いない試合を経験しているので、ある程度は許容できる気はする。
ただ、高嶺については、コンサドーレに貴重な中盤で圧倒的に”刈り取れる”ボランチだった。
2023年シーズンの陣容を見てみると、同じ役割ができそうなのが、深井と馬場くらいだろうか。
しかし深井は、年間通してフルでの出場は難しく、馬場は、ミシャ式に慣れるのが精一杯な気がする。特に序盤は。
中盤での守備の強度をどこまで出せるのか。それがポイントになると思う。
個人的に期待している選手
ここで、新加入選手の中で、個人的に一番期待している選手がいる。
大卒ルーキーの大森真吾だ。
大学3年生で怪我するまでは、大学ナンバー1のFWと言われ、ポストプレーとシュートが売りだったらしい。
そして、何よりコンサドーレ札幌が好きで入団してくれると言うのが、好感がもてる。
【インタビュー】順大 大森真吾が札幌入りを決めた理由 担当スカウトの情熱とチームビジョンへの共感
センターFWの一番手は、キム・ゴンヒだろう。だた、古傷もありフル出場は難しいだろう。
そこで、2番手のFWが大事になってくる。
中島大嘉か大森真吾のどちらかが、ベンチに入るだろう。
現時点で、大森がどの程度できるかが不明だが、総合力で言えば大森の方が上だと思うので、ミシャは大森を選択するように思う。
西によると、岡村とのマッチアップでも負けていなかったとのことなので、是非とも開幕戦から爆発してほしい。
2023年予想フォーメーション
2023年の各ポジションの陣容については、以下の通りだ。
菅野 孝憲
松原 修平
ク ソンユン
大谷 幸輝
田中 駿汰
馬場 晴也
福森 晃斗
中村 桐耶
西 大伍
西野 奨太
岡村 大八
ルーカス フェルナンデス
深井 一希
金子 拓郎
宮澤 裕樹
青木 亮太
駒井 善成
浅野 雄也
荒野 拓馬
田中 宏武
小野 伸二
スパチョーク
小林 祐希
菅 大輝
キム ゴンヒ
小柏 剛
大森 真吾
ミラン トゥチッチ
中島 大嘉
基本システムは、変わらずで4-2-3-1だろう。
怪我人がいなければ、おそらく1番バランスの取れたメンバーだと思う。
手堅く勝ち点を取りにいくならこのメンバー。
後半のリードされた展開ではこんなメンバーはどうだろう。
はっきり言って、守備は考えていない。浅野、小柏、中島のスピードトリオにスパチョーク、青木、田中、小林がパスを供給する。中盤のマークが厳しければ、福森と馬場から一気に前線へ。
考えただけでも、ワクワクする布陣になる。
こちらがリードしていた時は、こんな布陣もありか。
前線からプレスをかけられて、中盤のディエルでも闘えそうなメンバーだ。
これらのメンバーの他に、キーパーにソンユンがいたり、宮澤がいたりと怪我人がいなかったらメンバーは豊富だ。
2023年試合日程
気になる試合日程について見ていこう。
Jリーグ全34試合の日程はこの通り。ぜひこのページをスクショして保存しておいてほしい。
日時 | 時間 | 種別 | ホーム | アウェイ | 試合会場 |
---|---|---|---|---|---|
2/18 | 14:00 | 第1節 | 広島 | 札幌 | Eスタ |
2/25 | 15:00 | 第2節 | 札幌 | 神戸 | 札幌ドーム |
3/4 | 14:00 | 第3節 | 新潟 | 札幌 | デンカS |
3/12 | 15:00 | 第4節 | 札幌 | 横浜FM | 札幌ドーム |
3/18 | 15:00 | 第5節 | G大阪 | 札幌 | パナスタ |
4/1 | 19:00 | 第6節 | 札幌 | 川崎F | 札幌ドーム |
4/9 | 14:00 | 第7節 | C大阪 | 札幌 | ヨドコウ |
4/15 | 15:00 | 第8節 | 浦和 | 札幌 | 埼スタ |
4/23 | 14:00 | 第9節 | 札幌 | 福岡 | 札幌ドーム |
4/29 | 14:00 | 第10節 | 横浜FC | 札幌 | 三ツ沢 |
5/3 | 14:00 | 第11節 | 札幌 | 鹿島 | 札幌ドーム |
5/6 | 14:00 | 第12節 | 札幌 | FC東京 | 札幌ドーム |
5/13 | 15:00 | 第13節 | 湘南 | 札幌 | レモンS |
5/19 | 19:30 | 第14節 | 札幌 | 京都 | 札幌ドーム |
5/27 | 13:00 | 第15節 | 札幌 | 名古屋 | 札幌ドーム |
6/3 | 19:00 | 第16節 | 柏 | 札幌 | 三協F柏 |
6/10 | 19:00 | 第17節 | 鳥栖 | 札幌 | 駅スタ |
6/24 | 14:00 | 第18節 | 札幌 | C大阪 | 札幌ドーム |
7/1 | 19:00 | 第19節 | 神戸 | 札幌 | ノエスタ |
7/8 | 19:00 | 第20節 | 福岡 | 札幌 | ベススタ |
7/15 | 13:00 | 第21節 | 札幌 | 新潟 | 札幌厚別 |
8/6 | 18:00 | 第22節 | 鹿島 | 札幌 | カシマ |
8/12 | 14:00 | 第23節 | 札幌 | 鳥栖 | 札幌ドーム |
8/19 | 19:00 | 第24節 | 京都 | 札幌 | サンガS |
8/26 | 19:00 | 第25節 | 川崎F | 札幌 | 等々力 |
9/2or3 | 未定 | 第26節 | 札幌 | G大阪 | 札幌ドーム |
9/16or17 | 未定 | 第27節 | 札幌 | 湘南 | 札幌ドーム |
9/23or24 | 未定 | 第28節 | 名古屋 | 札幌 | 豊田S |
9/30or10/1 | 未定 | 第29節 | 札幌 | 柏 | 札幌ドーム |
10/21or22 | 未定 | 第30節 | 横浜FM | 札幌 | 日産S |
10/28or29 | 未定 | 第31節 | 札幌 | 横浜FC | 札幌ドーム |
11/11 | 未定 | 第32節 | 札幌 | 広島 | 未定 |
11/25 | 未定 | 第33節 | FC東京 | 札幌 | 味スタ |
12/3 | 未定 | 第34節 | 札幌 | 浦和 | 札幌ドーム |
続いて、ルヴァンカップの日程はこの通り。
日時 | 時間 | 種別 | ホーム | アウェイ | 試合会場 |
---|---|---|---|---|---|
3/8 | 19:00 | 第1節 | 鳥栖 | 札幌 | 駅スタ |
3/25 | 14:00 | 第2節 | 磐田 | 札幌 | ヤマハ |
4/5 | 19:00 | 第3節 | 横浜FM | 札幌 | 三ツ沢 |
4/19 | 19:00 | 第4節 | 札幌 | 鳥栖 | 札幌ドーム |
5/24 | 19:00 | 第5節 | 札幌 | 横浜FM | 札幌ドーム |
6/18 | 18:00 | 第6節 | 札幌 | 磐田 | 札幌ドーム |
3月から6月まで怒涛の試合間隔になっている。長期キャンプや雪の影響で毎年スタートダッシュがなかなかできないコンサとしては、序盤にどのくらい勝ち点を奪えるか。そこが上位進出の鍵になる。
また、怪我人も出てくるだろう。体力の消耗が激しいオールコートマンツーマン、夏にかけて暑さも敵になってくる。
いかに怪我人を減らして、色々な人を使いながら回していけるかにかかっている。
今年こそ、上位争いするためにまず序盤をなんとか乗り切ってほしい。
2023年順位予想
本当は、リーグ戦で優勝してほしい。宮澤にシャーレを掲げてほしい言うのが本音だ。
コンサドーレファンならみんなそう思っているはずだ。
でもどこかで現実も見えていると思う。リーグ戦を優勝できるほどの力はまだないと。
自分のリーグ戦予想は、全てが上手くハマった場合は、3~6位の間だと思っている。
マリノスとフロンターレの近年優勝経験のある2チームに34試合終わって、コンサドーレが上に立っている絵が正直自分は見えない。
そうなると、現実的にアントラーズ、レッズ、セレッソ、ヴィッセルあたりと3~6位を争えれば御の字。
しかし、けが人や出場停止、コロナなどが重なって最悪なパターンだと、10位~12位くらいの中位、下位争いになる可能性も十分にありえる。
カップ戦については、チャンスがある。一発勝負だから。
タイトルを掲げているので、現実的に今年タイトルを取るなら、カップ戦だと思う。
2023年のコンサドーレは例年になく走り込みをしているそうだ。
近年のサッカーは、強度があがって走るスピードも量も増えている。去年のマリノスなんかは本当によく走っていた。
マリノスの西村なんかは、今話題の低酸素トレーニング施設で、自分が走っている横で、ものすごいダッシュを何本もこなしていた。
コンサドーレも走り込みが、いい方向に行ってほしい。
2023年上位進出のキーマン
202年シーズンのキーマンを一人あげろと言われると、自分は間違いなく小柏 剛(グリズリー剛)をあげる。
小柏のスピードと運動量は、いるといないとでは全く別のチームになってしまうほどだ。
去年けがをして出ていなかった時の、勝率を見れば明らかだ。
活躍しすぎて、夏に移籍というのも寂しいけど、本当に怪我無くフルでシーズン出たらどれだけ活躍するのか期待したい。
戦術「小柏」。
シーズンが終わった時に、そう言われているようなシーズンならコンサドーレは、きっと上位にいるはずだ。